2018年8月14日火曜日

2018年夏 立山黒部アルペンルートの旅④(総括)

今回の旅の総括をします。

◆期間:2018年8月11日(土)~13日(月) 2泊3日

◆経路
・JR東海道本線(大阪→山科)
・JR湖西線(山科→近江塩津)
・JR北陸本線(近江塩津→敦賀→福井→金沢)
・ IRいしかわ鉄道(金沢→富山)
・富山地方鉄道(富山→立山)
・アルペンルート各社(ケーブルカー、高原バス等)(立山→美女平→弥陀ヶ原→室堂→大観峰→黒部平→黒部湖→黒部ダム→扇沢→信濃大町)
・JR大糸線(信濃大町→松本)
・JR篠ノ井線(松本→塩尻)
・JR中央本線(塩尻→名古屋)
・JR東海道本線(名古屋→大阪)

◆経費
・交通費  12,070円
・宿泊費   8,700円
・食費    7,986円
・その他   3,540円
 合計   32,296円
*交通費は青春18きっぷ代(2日分)を含んでいません。

◆その他
・2日目の山小屋の料金が格安だったことに加え、前回の旅で購入した青春18きっぷが残っていたので、比較的に安く収まりました。
・立山、黒部とも紅葉の時期もすばらしい景色が拝めるとのこと。次回、雪辱を果たしたいと思います。

2018年夏 立山黒部アルペンルートの旅③(立山~黒部~信濃大町~大阪)

2018年8月13日(月)
5時起床。外はあいにくの雨です。あたりは真っ白でほぼ視界ゼロです。
景色を楽しむという目的の達成は絶望的でしたが、7時にチェックアウトし、管理人さんに車で室堂まで送っていただきました。
車で15分ほどで室堂に到着。予想通りあたり一面、真っ白です。立山連峰の稜線はおろか山の形すら見えません。

かなりへこみましたが、せっかくここまで来たので、雄山に登ってみることにしました。
時折り雨が強く降りそそぐこともありましたが、防寒・防雨対策は万全だったので、問題はありませんでした。

室堂(雨で山々はまったく見えず)

雄山へ向かう道

◆7:45室堂発~8:25一の越山荘着、8:45一の越山荘発~9:30室堂着
室堂から40分ほどで標高2700メートルの一の越山荘に着きました。
ここにたどり着くまでに、8月にも関わらず、積雪がところどころに残っていました。
一の越から山頂まではさらに勾配がきつくなります。
悪天候に加え、前日痛めた左膝と装備不足を考慮し、ここで引き返すことにしました。
小学生が山頂を目指して登っていく姿をみて、何とも情け無く思いましたが、無理は禁物と自戒しました。
再び室堂まで戻ってきたころには、雨はますます強くなり、天候の回復は期待できそうにありませんでした。
そこで、早々に見切りをつけ、黒部ダムを見に行くことにしました。

8月でもところどころに積雪が!

一の越山荘(標高2,700メートル)

一の越から雄山山頂へ向かう道

10:15室堂発~10:25大観峰着
大観峰まではバスに乗車。雄山を貫通したトンネルの中をバスが走ります。
大観峰も室堂と同じく雲にとざされ、何も見えず。がっかりです。

大観峰から黒部ダムをのぞむ

晴れていたらこんな感じ…

◆10:35大観峰発~10:40黒部平着、10:50黒部平発~10:55黒部湖着
大観峰からはロープウェイ、黒部平からはケーブルカーとなります。
天気が良ければ絶景を拝めたはずですが、ここも雨。完全に心が折れました。
もっと散策したかったのですが、気力がすっかりなくなり、さっさと去ることにしました。

黒部湖駅(こちらも急勾配!)

黒部ダム(大雨でした…)

◆11:35黒部ダム駅発~11:51扇沢着
この区間は有名なトローリーバスに乗車となります。8両すべて満車で、すし詰め状態でした。
お盆の時期は人が多すぎてダメですね。この時期には二度と来ないでおこうと思います。

トローリーバス(扇沢駅)

◆12:30扇沢発~13時05分 信濃大町着
信濃大町までは路線バスで向かいます。切符を買って、早々にバスに乗り込みました。
しばらくするとアナウンスが流れて、満車になったので、定刻より10分早く出発するとのこと。
そんなことしていいんかいな、と驚きました。。。
30分ほどで信濃大町に到着。やはりここも雨。
どうやらこの地方は明日も雨のようです。
あと二泊はして、北信越を巡る予定でしたが、旅を続ける気分ではなくなり、ここで切り上げて帰宅することにしました。

信濃大町駅

◆13:14信濃大町発~14:20松本着、14:30松本発~16:51中津川着、16:55中津川発~18:15名古屋着、18:30名古屋発~19:03大垣着、19:29大垣発~20:05米原着、20:18米原発~21:42大阪着
大垣に着くと、雷雨が激しくて驚きました。
電車が無事に動いて、安堵しましたが、北陸以外にも局地的に雨が降っていたんですね。
異常気象の年なので、観光産業も大変だと思いました。
22時前には大阪に戻ってきました。
結果的に今日1日で立山から長野経由で大阪までの大移動となりました。
左膝は、ふつうに歩くぶんには問題ありませんが、階段の登り降りの際に激痛が走ります。
大阪駅はエスカレーターが完備されているので、この日ばかりは本当に助かりました。
結果的に天候に左右された残念無念の旅となりました。
紅葉の時期に立山・黒部を再訪し、リベンジを果たしたいと思います。

2018年夏 立山黒部アルペンルートの旅②(富山~立山)

2018年8月12日(日)
5時起床。ホテルを6時前に出て、富山駅へ向かうと、既に登山の身なりをした人々で町は賑わいを見せていました。
とりあえず電鉄富山駅で扇沢駅まで途中下車可能な乗車券を購入しました。
片道9490円! 高い! でも信濃大町駅まで向かうには、この切符が一番お得なので仕方ありません。

電鉄富山駅

◆6:12電鉄富山発~7:20電鉄立山着、7:40電鉄立山発~7:47美女平着
立山駅でケーブルカーに乗り換えます。
アルペンルートの起点となる立山駅では、富山駅よりさらに登山客でごった返していました。
電鉄富山駅で切符を買っておいて正解でした。切符売り場も長蛇の列でした。

電鉄立山駅で切符を求める客の列
ケーブルカーがとんでもない急勾配の坂を登るので、満員の車内を見て不安になりましたが、無事到着しました。
美女平は標高1000メートル弱の地点ですが、展望台から雲海が見えました。雲海を見たのは久しぶりです。

美女平駅(急勾配!)

美女平の展望台から見た雲海
美女平で高原バスに乗り換えます。こんな大勢の人数、本当に乗れるのかと思っていたら、室堂までの臨時直行便が頻発していて、うまくはけていきました。
どうやらお盆期間中の特別対応のようです。


◆8:20美女平発~8:50弥陀ヶ原着
弥陀ケ原で途中下車し、周辺を散策してみることにしました。

弥陀ヶ原はラムサール条約で保護が決まっている湿地帯で、平地では見られない高山植物が咲き誇っていました。
弥陀ヶ原のバス停

弥陀ヶ原

少し足を延ばして、松尾峠展望台まで歩いてみましたが、残念ながら正面にそびえる獅子岳や鷲岳などの山頂は雲がかかっていました。
それでも眼前に雄大な景色を拝むことができました。
展望台で写真を撮ってあげたシニア登山家の皆さんからアメをいただき、一息つきました。

松尾峠展望台から見た光景

昼食は、弥陀ヶ原バス停近くの弥陀ヶ原ホテル内のレストランでとりました。
昼食後、まだ時間があったので、立山カルデラ展望台を目指してみました。
弥陀ヶ原バス停から徒歩10分ほどで着きましたが、完ぺきな曇り空で、眼前は真っ白で何も見えませんでした。残念。
仕方なく、弥陀ヶ原バス停前から今夜の宿舎の山小屋へ向かいました。
本日は途中からあいにくの曇り空でしたが、時折晴れ間もさして景色が見られて、リフレッシュできました。

山小屋近くから見た景色

2018年夏 立山黒部アルペンルートの旅①(大阪~富山)

お盆休暇を利用して北アルプスを観に行くことにしました。
ルートは富山から立山に入り、黒部ダムを見て、長野県信濃大町へと抜ける立山黒部アルペンルートです。
黒部ダムは小学生の頃に家族旅行で訪れた記憶がありますが、ほとんど覚えていません。
立山は先日、テレビ番組で特集されていたので、一度は訪れてみて、一つでいいので登頂したいと思っていました。


2018年8月11日(土)
この日は午前中が仕事だったので、午後からの行動となりました。仕事を終えて、出発地点の大阪駅へ向かいました。
先月の九州の旅で購入した青春18きっぷが2回分余っていたので、初日の宿泊地・富山までは普通列車で向かうことにしました。


◆14:15大阪発~16:15敦賀着、16:45敦賀発~17:36福井着、17:44福井発~19:26金沢着、19:37金沢発~20:33富山着
大阪から湖西線経由の新快速で一気に敦賀へ。在来線なのに乗り換えなしで北陸入りできて、とても便利です。
敦賀から先は各駅停車となるので、距離の割には時間がかかります。
なお、北陸新幹線開通の影響(とばっちり!)で、金沢駅から先はJRではなく、別会社・IRいしかわ鉄道の管轄となり、青春18きっぷが使えません。別料金1220円が必要となります。
乗る前に車掌さんに富山まで行くことを伝えれば、切符をつくって走行中に持ってきてくれました。
ちなみにこの電車、乗降時は手動となりますので、要注意です。
夕食は名物・富山ブラックラーメンをいただきましたが、しょっぱくて、薄味好みの関西人の私には合いませんでした。
今日は移動のみに費やした1日となりました。