2018年7月27日金曜日

2018年夏 九州の旅⑥(総括)

今回の九州の旅の総括をします。


◆期間:2018年7月18日(水)~22日(日)

◆経路
・山陽新幹線(新神戸→小倉)
・JR日豊本線(小倉→中津→杵築→大分→佐伯→延岡→宮崎→南宮崎→都城→鹿児島中央)
・JR日南線(宮崎→青島、青島→南宮崎)
・JR指宿枕崎線(鹿児島中央→山川→枕崎)
・JR鹿児島本線(鹿児島中央→川内、八代→熊本→大牟田→二日市→門司港、門司港→小倉)
・肥薩オレンジ鉄道(川内→八代)
・宮崎交通バス(延岡⇔高千穂)
・鹿児島交通バス(枕崎→知覧→鹿児島中央)


◆経費
・交通費   49,530円
・宿泊費   24,657円
・食費     34,759円
・入場料等  3,100円
・その他    9,943円
 合計    121,989円
*交通費は小倉-新神戸の往復新幹線代と青春18きっぷ代を含む。


◆その他
・JR日豊本線、鹿児島本線を踏破しました。
・新幹線の利用や、18きっぷが最初の2日間は使えなかった影響により、交通費が思った以上に高額となりました。

2018年7月23日月曜日

2018年夏 九州の旅⑤(熊本~大宰府~門司港~小倉)

2018年7月22日(日)
ホテルを7時過ぎにチェックアウトし、熊本城まで徒歩で向かいました。
地震によりほとんどのエリアは立ち入り禁止でしたが、一部は見学できるとのことでした。
ただ、8時からしか入城できなかったので、しばらく桜の馬場城彩苑のベンチに腰掛けて待ちました。
時間となり、城内の加藤神社を目指しました。熊本城はとても大きな城で、石垣の険しさや堀の広さは評判どおりでした。
天守や城郭など復旧作業にはまだまだ時間が必要とのことですが、また観に行こうと思います。

熊本城①


熊本城②

熊本城③(加藤神社)
 ◆9:20熊本発~10:08大牟田着、10:09大牟田発11:10二日市着、11:40西鉄二日市発~11:45西鉄太宰府着
続いて太宰府天満宮を参拝しに行くことにしました。
車窓から有明海対岸の多良岳がとても美しく見えました。

大牟田で向かいのホームに停車していた快速に乗り換え、二日市で下車しました。
そこから西鉄二日市駅まで徒歩で移動、10分ほどで着きました。

大宰府駅の改札口を出るとすぐに参道が見えました。たくさんの人がいましたが、半分くらいは中国人観光客でした。
外国人も絵馬に願い事を書いていました。学問の大願成就は万国共通のようです。
中はそれほど広くないので、30分あれば十分観て回れます。

大宰府天満宮①

大宰府天満宮②

大宰府天満宮③
◆12:26西鉄太宰府発~12:31西鉄二日市着、12:56二日市発~15:00門司港着
帰りの新幹線まで時間があったので、小倉の先にある鹿児島本線の始発・終着駅、門司港駅を目指すことにしました。

駅近くの観光案内所で地図をもらい、町を散策することにしました。
まずは駅近くの九州鉄道記念館を訪問しました。
SLや寝台列車が展示されているほか、運転シミュレータなど設備が充実していて、存分に楽しめました。子どもはきっと喜ぶと思います。300円は超お得でした。


◆17:00関門海峡めかり駅発~17:10門司港着(北九州銀行レトロライン)
その後、関門海峡を目指し、海沿いに歩きました。
かなり歩いたので、へとへとになりましたが、海や対岸の街並みがきれいで、癒されました。
関門橋
門司港駅へは、期間限定の北九州銀行レトロラインに乗車し、戻りました。
晩御飯は駅近くのお寿司屋さんへ。今旅の締めくくりに関門海峡の海の幸を堪能しました。
門司港駅周辺はとても魅力的なまちで、家族連れでもカップルでも十分楽しめると思います。
◆18:21門司港発~18:38小倉着、19:15小倉発~21:08新神戸着
今回、佐賀県と長崎県は訪問できませんでしたが、鉄道で九州をぐるっと回ることができました。
多くの風景を眺め、郷土文化や歴史等を学び、九州を肌で感じることができました。
とても充実した旅となりました。

2018年夏 九州の旅④(鹿児島~枕崎~知覧~熊本)

2018年7月21日(土)
ホテルを4時半にチェックアウトし、本州最南端の駅・枕崎を目指しました。

◆4:51鹿児島中央発~6:03山川着、6:13山川発~7:18枕崎着
4時台の電車に乗ったのは記憶にないぐらい久しぶりのことです。
昨晩に続き、鹿児島市内は雨が降ったり止んだりで落ち着かない天気でした。

山川で乗り換え、しばらくして日本百名山の開聞岳が目に飛び込んできました。稜線の美しい山で、あたりの田園風景とマッチしていました。
車内から見た開聞岳



電車は枕崎駅に到着。ただ、早朝に着いたので、お目当てのカツオを提供してくれる店は開店前でした。



仕方なく漁港を目指し、その足で漁業組合へ行ってみました。組合の近くに漁師さんたちが利用する定食屋が開いていたので、入ってみました。
メニューにカツオ定食があり心が躍りましたが、昼のみでこの時間は朝定食しか提供していないとのこと。
仕方なく注文したところ、驚きの旨さでした。焼き魚にご飯と味噌汁で500円。破格の値段だと思います。



◆10:40枕崎駅前発~11:22特攻観音入口着(鹿児島交通バス)
枕崎から知覧までは鹿児島交通バスが便利です。
まずは知覧特攻平和会館を見学しました。戦死された方々の家族に宛てた手紙や写真、遺品などが展示されています。
当時平均年齢21歳の若者たちの命が無くなりました。
彼らが出した親への手紙を読むと、言葉を失いました。平和のありがたさを再確認しました。訪れてよかったです。


続いて大河ドラマ「西郷どん」のロケ地にも使われた武家屋敷を観に行くことにしました。
路線バスの待ち時間が長かったので、平和会館から徒歩で移動しました。35分ほどで着きました。
500円で薩摩藩士の、庭のみですが、邸宅を見学できます。庭は整備されていて、美しいのですが、それ以上に通りに連なる石垣が風情があって良かったです。
50分あれば一通り見学できると思います。


武家屋敷の庭園

◆13:33武家屋敷入口発~14:45鹿児島中央着(鹿児島交通バス)
鹿児島中央駅までバスで戻ることにしました。

◆15:18鹿児島中央発~16:14川内着、16:22川内発~18:58八代着、19:10八代発~19:48熊本着

本当は人吉を経由する肥薩線に乗って熊本まで向かいたかったのですが、タイムオーバーで断念。鹿児島本線ルートで熊本を目指すことにしました。
ただし、川内ー八代間は、今は肥薩オレンジ鉄道という第3セクターに変わっているため、青春18きっぷは使えず、別料金1500円がかかりました。
ちょうど夕刻に差し掛かる電車に乗ったので、夕陽が海に沈む、美しい光景が拝めました。
特に熊本に近づく頃には海と空がひっくり返ったかのような幻想的な風景となり、印象に残りました。
肥薩おれんじ鉄道の車窓

定刻どおり熊本に到着。新装された駅構内の商業施設にて馬刺しと熊本ラーメンをハシゴしました。

2018年夏 九州の旅③(高千穂~宮崎~青島~鹿児島)

2018年7月20日(金)
日中は暑い高千穂ですが、朝晩は涼しく感じました。
後輩によると、冬は積雪量も多く、スタッドレスタイヤは欠かせないそうです。
南国・宮崎のイメージとはずいぶん異なります。

◆7:35高千穂バスセンター発~8:55延岡着(宮崎交通バス)
行きとは異なり、帰りはバイパスルートで延岡へ向かいました。
旧道ルートより速く到着するのですが、景色を楽しむのであれば、断然旧道ルートの方がいいと思います。

◆9:42延岡発~11:19宮崎着12:18宮崎発~12:46青島着
今日から青春18きっぷが使用可能です。
まず後輩に勧められた青島神社を目指すことにしました。
昼食は宮崎駅構内で済ませました。延岡は晴れていましたが、台風の影響で宮崎市内はあいにくの曇り空。南下するほど天気は悪くなりそうな、いやな雲行きでした。

青島駅に着いたころには小雨が降っていました。
10分弱歩くと青島へと繋がる橋に到着。小さな島の中に神社がポツンとあって、不思議な感じがしました。
一昔前は、宮崎は新婚旅行で人気の地で、青島神社は新婚カップルのメッカだったようです。
一通り参拝し、せっかくなので、島をぐるっと一周することにしました。
しばらくすると小雨から大粒の雨に突如変わり、しかも海風に煽られたため、ズボンがびしょ濡れになりました。
次の電車の関係で駆け足で回りましたが、1時間あれば十分観光できると思います。
青島神社①
青島神社②


◆13:47青島発~14:12南宮崎着、14:48南宮崎発~15:57都城着、16:00都城発~17:41鹿児島中央着
隼人駅に差し掛かるころに車窓から桜島が目に飛び込んできました。いよいよ鹿児島に来たんだなと思い、心が踊りました。

電車は定刻通りに到着。着いてびっくりしましたが、鹿児島中央駅、大きいです。こんな都会だとは思いませんでした。
ホテルにチェックインし、まちを散策することにしました。
するとすぐに目が痛くなり、原因が火山灰の影響だと分かるまで時間を要しませんでした。コンタクトレンズを付けている身には厳しかったです。

いつの間にかフェリーターミナルに着きました。15分間隔で桜島まで運航しているようなので、思い切って19時45分発に乗ってみることにしました。片道160円。安い!
最上階のデッキは風が吹き抜け、暑さが吹き飛び、いい涼をとることができました。
所用時間は片道15分でした。
桜島に着いたものの、あたりは真っ暗で、とても観光という感じではなかったので、すぐに引き返すことにしました。やはり日中に来ないとだめですね。

気を取り直して、晩御飯は黒豚の豚カツをアテに、森伊蔵を堪能しました。
フェリーで桜島へ

2018年夏 九州の旅②(佐伯~延岡~高千穂)

2018年7月19日(木)
今日は、一度は訪問したいと思っていた高千穂へ向かいます。
現地で学生時代の後輩と落ち合うため、宿も高千穂町内にとりました。

◆6:18佐伯発~7:27延岡着
まずは普通列車で行くには最難関の一つとされる宗太郎越えに臨みました。
なにせ下りは始発のこの1本しかないため、佐伯に前泊するしか手がありません。
特急を使えばいいのですが、せっかくここまで来たので挑戦してみることにしました。
駅員さんに先頭車両に乗るように言われたので向かうと、特急車両が停車していて、しかも先頭車両はグリーン席。
ラッキーと思い座っていると、切符確認に来た車掌さんにグリーン券が必要と指摘され、普通席へ移動しました。そらそうですね。
日豊本線「宗太郎駅」(大分と宮崎の県境駅)

延岡駅で下車し、駅隣接の宮崎交通延岡支店で高千穂までのバス乗車券を求めました。往復で2980円でした。
発車まで1時間ほど待つことになりましたが、延岡駅は待合室が充実しており、蔦屋書店とスタバも8時から営業しているので、苦ではありませんでした。
延岡駅隣接の蔦屋書店

◆8:45延岡発~10:30高千穂バスセンター着(宮崎交通バス)
高千穂まで旧道ルートで1時間半ほどかかりましたが、好天に恵まれ、清流・五ヶ瀬川や美しい山々を眺めながらの移動は最高でした。
まさに秘境に向かっている感じがして、途中で旧高千穂鉄道の遺跡も見られるので、この路線はおすすめします。
高千穂へ向かうバスからの眺め①
高千穂へ向かうバスからの眺め②

いったんホテルに荷物を預けて、まずは近くの高千穂神社を参拝。
高千穂神社

その後、そこから15分ほど歩き、今旅のメイン高千穂峡へ。
上から見下ろしてもその荘厳さは圧感でしたが、ボートで下から見上げるとさらに神秘的に感じました。ただボートを上手く操れず、四苦八苦しましたが…。
高千穂峡①
高千穂峡②(ボートから撮影)


◆13:39高千穂バスセンター前~13:58天岩戸神社西本宮着(ふれあいバス)
いったんバスセンターへ向かい、そこから地元の方が利用されている、ふれあいバスで天岩戸神社へ。
運転手さんと話が弾み、今日私が高千穂峡で待ち時間なしでボートに乗れたことを話すと、驚かれました。休日だと朝から長蛇の列ができ、3時間待ちもザラで、日によっては乗れないこともあるそうです。
高千穂観光は平日がお得かもしれません。

まず西本宮から見学。バスの運転手さんから宮司さんの案内を聴くと特別に一般の人が立ち入れない奥を見せてくれると教えてもらい、早速、受け付けで申し込みました。
聞いていたとおり、対岸にある天岩戸を拝観できました。
天岩戸神社西本宮

続いて天安河原へ。西本宮から徒歩10分ほどで到着しました。川の水質はとても澄んでいて、不謹慎ですが、飛び込みたい衝動に駆られました。
天安河原①
天安河原②
天安河原③(とても澄んだ水質)

最後に対岸にある東本宮を参拝しました。全体で1時間半ほどで回れました。

◆16:10天岩戸神社西本宮発~16:30高千穂バスセンター着(宮崎交通バス)
今夜はソレスト高千穂に宿泊することにしました。ネット経由で運よく格安で泊まれたのですが、とてもきれいなホテルでした。
夜は高千穂に住む学生時代の後輩と合流。会食後、20時から高千穂神社で催される夜神楽を共に観賞しました。
高千穂神社で催された夜神楽

今日は自然や歴史、伝統芸能など高千穂を満喫した心に響く1日となりました。

2018年夏 九州の旅①(小倉~杵築~大分~佐伯)

やっと、まとまった休暇を取得できました。
昨年12月以来の旅に出ます。
今回は高千穂と鹿児島をメインに、九州各地を巡ります。
日程は7月18日~22日までの5日間です。
青春18きっぷの利用可能期間は7月20日~9月10日なので、最初の2日間は通常運賃での移動となります。
今回の旅は小倉を起点とし、関西から小倉までは新幹線を利用することにしました。

初日(7月18日)。関西は快晴。自宅を6時半に出ました。

◆7:25新神戸発~9:25小倉着
新幹線に乗るのは久しぶりで、これから始まる旅に気分が高鳴りました。
途中、以前勤めていた工場が見えて、懐かしくなりました。

◆9:55小倉発~11:01中津着、11:18中津発~12:03杵築着
小倉で在来線・日豊本線に乗り換え、最初の目的地・杵築を目指しました。
博多は何度も訪問していますが、小倉で下車したのは初めてのことです。
本来なら青春18きっぷの出番ですが、7月20日からしか使えないため、普通に切符を買いました。
隣に座った見知らぬ初老の紳士に話しかけられ、意気投合。車内で大分のスポット等、色々と教えていただきました。

初日のメイン、杵築に到着。駅から市街地までは少し離れているため、タクシーを利用しました。1400円程で町の中心部にある市役所に到着。まず初めに有名な酢屋の坂を見に行きました。
対向から眺めた酢屋の坂

坂を登りきると武家屋敷が連なる通りへと続き、そこから10分ほど歩くと杵築城に到着しました。
天守からの眺望はすばらしく、眼前には瀬戸内海が広がり、気分は上々。海風も心地よく感じ、暑さが和らぎました。
杵築城
杵築城天守からの眺め

市役所前から今度は路線バスで駅に戻りました。
2時間もあれば市内の名所は一通り巡れると思います。

◆14:12杵築発~14:40大分着
続いて快速ソニック号で大分へ向かいました。
途中、別府の街並みや由布岳を眺めているうちに、あっという間に到着しました。
駅構内の観光案内所で地図をもらい、府内城を見に行くことにしました。
10分ほど歩くと大手門に到着。天守は残っていないと聞いていましたが、鉄パイプで骨組みされた天守がそびえていて、驚きました。どうやらイルミネーション企画のようです。
府内城

大分駅に戻り、遅めの昼食。とり天メインの定食をいただきました。

◆16:10大分発~17:56佐伯着
2両編成のワンマン列車で本日の宿泊地の佐伯へ。
下校時の高校生が多く座れませんでしたが、車窓からきれいな海と山が楽しめたので、難はありませんでした。
駅前のホテルにチェックイン後、名物の寿司を食べようと町を散策。
お目当ての店は定休日でしたが、何とか別の店を見つけ、佐伯寿司を堪能することができました。
明日は最大の難所、宗太郎越えに挑み、高千穂を目指します。