2017年9月23日土曜日

犬山城見学の旅(日帰り)

◆期日:2017年9月23日(土)
◆旅の目的・目標:犬山城(愛知県犬山市)見学
◆ルート:
【行き】8:30大阪発~9:55米原着、10:00米原発~10:32大垣着、10:41大垣発~10:52岐阜着、11:15岐阜発~11:45鵜沼着
【帰り】13:40名鉄犬山発~13:45名鉄新鵜沼着、14:07鵜沼発~14:36岐阜着、14:49岐阜発~15:40米原着、15:47米原発~17:12大阪着

◆経費:
・交通費 6,210円(JR6,040円、名鉄170円) ※特急は使わず
・施設入場料 550円
・飲食費 730円
 合計 7,490円


今日は、天気が良かったら、現存12天守の一つで未踏の犬山城を見学することに決めていました。
昨日の雨天から天気は回復し、大阪は朝から晴れ。愛知県も晴れとのことで、起床とともに荷造りをし、今旅の出発地・大阪駅へと向かいました。
荷物は1泊2日分用意をしましたが、少し風邪気味でもあったので、無理をせず、体調が思わしくないようであれば、日帰りすることにしました。


大阪から米原までは新快速に乗り、あっという間に到着しました。とはいっても約1時間半かかっているのですが、普通列車に3時間乗ったことに比べれば、楽なものです。
米原から大垣までは、駅数はそれほど多くないのですが、30分を要しました。
途中の関ケ原駅では複数の観光客が下車されていきました。
駅前には、関ヶ原の戦いに参戦した戦国武将の御旗がたくさん飾られていて、駅全体から戦国ムードが漂ってきました。今度、機会を見つけて、古戦場や資料館を訪問しようと思います。

大垣で岐阜行きに乗り継ぎ、岐阜から高山本線に乗り換え、鵜沼駅まで向かいました。
JR高山本線・鵜沼駅

鵜沼駅(岐阜県各務原市)から木曽川にかかる橋を渡ると、そこは愛知県犬山市。
対岸から犬山城の天守が見え、心が躍りました。

岐阜県側から望む犬山城

鵜沼駅から徒歩25分ほどで、入城口にたどり着きました。
入口で入場料(550円)を支払い、門をくぐると、すぐに天守へとたどり着きました。
対岸から見たときは、平地からけっこうな距離を登っていく印象を持ちましたが、なだらかな上り坂を徐々に登っていたようで、意外とあっさりと到達した気がします。

国宝・犬山城

天守内の石垣と梁

天守は、現存12天守の中でも、最古の様式が取り入れられているとあって、立派な柱や梁を鑑賞することができました。さすが国宝に指定されるだけのことはあります。
最上階では、外に張り出した回廊を歩くことができました。
お城が木曽川に隣接しているため、足元を見ると川の上を歩いているようで、高所恐怖症の身には何度も足がすくみ、恐る恐る写真を撮りました。
ただ、天守からは木曽川や犬山・鵜沼の町並み、遠くは岐阜城等が望め、絶景を味わうことができました。
心地よい秋風も吹き抜けていて、目と心の保養となりました。

犬山城からの眺望1

犬山城からの眺望2

犬山城からの眺望3

下城後、少し犬山の城下町を散策することにしました。
名鉄犬山遊園駅・犬山駅方面に向かって歩くと、旧家を改装したおしゃれなお店が軒を連ねていました。名古屋市内からのアクセスが良く、本日は祝日ということもあって、多くの観光客で賑わっていました。
昼食は、行列のできていたお店で、飛騨牛握りをいただきました。
2貫で600円。とても美味しかったのですが、値段は微妙でした。。。


そうこうするうちに名鉄犬山駅に到着。
明日も仕事は休みなので、もう1泊してどこか観に行こうか悩みましたが、頭痛もまだあり、寒気もしたので、大事をとって帰宅することにしました。
仕事も旅を楽しむのも、健康あってこそのことですね。
名鉄犬山駅から新鵜沼駅まで向かい、JRに乗り換えて、行きと同じ経路で大阪まで戻りました。幸いなことに、大阪までは全区間、座ることができました。
車窓をぼんやり眺めているうちに、不思議な事に頭痛が治まり、大阪に着いたときにはすっかり回復していました。これも旅の効用ということでしょうか。

天気にも恵まれ、無事に犬山城を見学できたので、いい休日となりました。

これで未踏の現存12天守は、弘前城と松本城の2城となりました。
【現存12天守】弘前城、松本城、丸岡城、犬山城、彦根城、姫路城、備中松山城、松江城、丸亀城、伊予松山城、宇和島城、高知城 (赤字は訪問済)

2017年9月12日火曜日

「駅すぱあと」を重宝しています

列車の旅に時刻表は必需品とされますが、重くて嵩張ることが難点です。
私も四国一周の旅の際に書店で購入し、持参しましたが、3日目で邪魔になり、捨ててしまいました。
というのも無料アプリ「駅すぱあと」でほとんど代替できたからです。
出発地と到着地、経由先をスマホに入力すれば、簡単かつ即座に出発・到着・乗り継ぎ時刻が検索できます。
時刻表機能を使えば、各駅の次の列車や最終列車の時刻がつかめ、その街での滞在可能時間を算出することができ、とても便利でした。
いくら思いつき旅行といっても、ある程度の大まかな計画は必要でしたので、宿泊先でも「駅すぱあと」を活用しながら、翌日のプランを練ったりしていました。
長旅はもちろん、今では普段の出張や外出でも重宝しています。
有料会員登録をすればさらに便利な機能が使えるようですが、今のところ無料機能だけでも十分満足しています。

2017年9月9日土曜日

彦根・福井の旅⑤(総括)

今回の旅の総括です。

◆期間:2017年9月4日(月)~5日(火) 2日間

◆経路(JRのみ記載。乗車順)
・東海道本線(大阪→草津→彦根→米原)
・北陸本線(米原→近江塩津→敦賀→福井)
・北陸本線(福井→敦賀→近江塩津)
・湖西線(近江塩津→近江今津→山科)
・東海道本線(山科→大阪)


◆経費
・交通費 8,800円(JR6,720円、京福バス2,080円)
・飲食費 5,414円
・施設入場料 2,180円
・宿泊費 5,000円
・その他 1,707円
 合計 23,101円


◆その他
・琵琶湖は一周できました。
・現存12天守のうち、今回で彦根城と丸岡城を訪問できました。未踏の城はあと3城です。
【現存12天守】弘前城、松本城、丸岡城、犬山城、彦根城姫路城、備中松山城、松江城、丸亀城、伊予松山城、宇和島城、高知城 (赤字は訪問済)
・青春18きっぷ以外にも、金券ショップをはじめ、各路線でお得なきっぷがあることを知りました。事前にホームページ等で情報を入手することのほか、現地の観光案内所を積極的に利用することが有効だと学びました。

2017年9月8日金曜日

彦根・福井の旅④(2日目・後編:福井~一乗谷~福井~大阪)

丸岡城見学が終わり、今回の旅の目的を果たせましたが、少し物足りなさを覚えました。
時間はまだ十分残っていたので、朝倉氏の本拠地であった一乗谷遺跡を見学することにしました。
再び福井駅前の観光案内所でアクセス方法を尋ねると、駅の東口から京福バスが出ていることを教えていただきました。
「朝倉氏遺跡フリーきっぷ」(往復800円)というお得な切符が観光案内所で販売されていたので、購入し、バス乗り場へ向かいました。


◆11:20福井駅発~11:45復元町並(一乗谷)着
バスは25分ほどで、朝倉氏統治時代の町並みを復元した「復元町並」に到着しました。
入口で早速、入場券(230円)を購入し、復元された武家屋敷等を見学しました。
ここはソフトバンクのCMのロケ地にも使われたようですが、建物から当時の生活模様を想像することができました。

一乗谷・復元町並1

一乗谷・復元町並2(武家屋敷)

周辺は、一乗谷という地名だけあって、山と山に挟まれた平地に川が走り、田園が連なっていました。とくに何もないけれど、「日本昔ばなし」に出てきそうな日本の古き良き風景がこの地にはありました。
遺跡の発掘作業は今も続いているようで、作業現場も少し見ることができました。

朝倉義景館跡1

朝倉義景館跡2

改めてパンフレットを見ると、一乗谷は山城で、天守等の建物は現存していませんが、一の丸跡地(山頂・標高473M)までは約1.5㎞、約1時間で行けるとありました。山頂での見学時間等を含めると往復2時間半のコースとなります。
急に挑戦心が湧いてきて、登ってみることにしました。

入口である神社の横道を歩くとすぐに1人の方とすれ違いました。あまり人の気配がなかったので、安心しましたが、下山するまでにお会いした人は結局この方のみでした!
右:一乗谷山城入口、左:八幡神社

入口にあった案内図

しばらくして登山道入口の標識が見え、その横に「熊出没注意」の看板を目にしました。
クマ!!!
一瞬ひるみましたが、登っている人もいるようだし、そのまま進むことにしました。

登山道入口の標識

歩くこと10分。次第に後悔の念が高まってきました。
はじめは先月訪れた月山富田城や備中松山城と同レベルの厳しさのイメージを抱いていましたが、とんでもない。道はほとんど整備されておらず、数倍のきつさでした。

一乗谷の山道

「負けたらあかん」と自分自身を叱咤激励し、さらに歩くこと30分。ようやく一の丸跡地に到着しました。
しかし、辺りは高い木々に囲まれており、期待していた絶景は見られませんでした。
「そんなはずはないやろ」と思い、さらに奥の二の丸、三の丸跡地へと進みましたが、結果は同じでした。
既にふくらはぎは悲鳴をあげており、疲労感が一気に押し寄せ、半泣き状態になりましたが、仕方なく下山することにしました。


一の丸跡

三の丸跡

もとの道を戻っていくと、行きは立ち寄らなかった「宿直(とのい)跡」の標識が目に入りました。
期待はしていなかったのですが、せっかくここまで登ってきたのだから、見に行くことにしました。

結果は・・・
見に行って大正解でした!
宿直跡からは、眼下に一乗谷はもちろん、福井平野が見渡せました。まさに絶景でした。
山中では誰とも遭遇しなかった心細さから、思わず叫ぼうかと思いましたが、クマが出てくると嫌なので、心の中で雄叫びをあげました。

そこから足取りは急に軽くなり、一気に下山しました。
宿直跡

宿直跡から一乗谷を見下ろす1

宿直跡から一乗谷を見下ろす2

12時20分に登り始めて、下山時刻が13時55分だったので、1時間半ほどで戻ってきたことになります。日ごろ運動は何もしていませんが、日々の通勤でそれなりに歩いているので、その効果があったのかもしれません。
いずれにせよ、旅を楽しむためにはある程度、身体を鍛えておかないといけないなと、改めて実感しました。

予定より早く下山できたので、「一乗谷朝倉氏遺跡資料館」を見学し、福井駅へ戻るバスの到着を待ちました。
私にとってはハードな登山となりましたが、一乗谷、最高でした。


◆14:59朝倉氏遺せき資料館発~15:15福井駅着、15:46福井発~16:38敦賀着、16:59敦賀発~17:35近江今津着、17:44近江今津発~18:45山科着、18:52山科発~19:28大阪着
大阪までの帰路は湖西線回りをとることに決めていたのですが、敦賀からの新快速が無く、少し当てが外れました。
幸い全行程、座ることができたのでよかったのですが、足はもう限界でした。
それでも車窓から夕暮れ時の琵琶湖を眺めることができ、旅はやはりいいものだなと、しみじみと感じました。
列車は定刻どおりに大阪へ到着。2日間の旅が終了しました。とても充実した時間を過ごすことができました。

2017年9月7日木曜日

彦根・福井の旅③(2日目・前編:福井~丸岡~福井)

2日目。福井市内は晴れていましたが、肌寒く、秋の気配を感じました。
前日に観光案内所で教えてもらったとおり、福井駅西口のバス乗り場へ向かいました。


◆8:08福井駅発~8:55丸岡城着
丸岡城へは、福井駅から京福バスで向かうのが便利です。片道640円で50分弱で到着しました。
入口で入場料(450円)を支払い、門をくぐると1分ほどで天守に着きました。
丸岡城は平城で、かつ堀がすでに埋め立てられているせいか、これまで訪れた城と比べ、あまりにも天守が近かったので、少々拍子抜けしてしまいました。
でも、天守は現存12天守に数えられるだけあって、立派な木造建築で歴史を感じさせるものでした。現存する城では最古の木造建築物というのも頷けました。
ただ、天守内の階段はとても急なので、要注意です。

丸岡城

最上階からは丸岡の街並みが一望できました。決して高地にあるわけではないのですが、周辺に高層建築物がないため、のどかな風景を楽しめました。
丸岡城からの眺め

次に隣接の「歴史民俗資料館」を見学し、次いで「一筆啓上 日本一短い手紙の館」を見学しました。
丸岡は、「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥せ」の手紙の作者としても有名な戦国武将・本田重次の子、本田成重が初代丸岡藩主として治めた地で、この手紙の中にある「お仙」が成重にあたるそうです。
館内には多くの手紙が公開されていましたが、どの作品も名文で、自分の文章の拙さを恥じるばかりでした。

日本一短い手紙の館

本田重次の手紙

◆10:15丸岡城発~10:55福井駅着
丸岡には1時間半ほど滞在し、いったん福井駅に戻ることにしました。

2017年9月6日水曜日

彦根・福井の旅②(1日目:大阪~彦根~福井)

初日。自宅を9時前に出て、まずは今回の旅の出発地・JR大阪駅へ向かいました。
大阪駅周辺の金券ショップで再度、青春18きっぷを求めましたが、どこも品切れで、仕方なく代わりに彦根までの格安切符を購入しました。
購入した切符は昼間特割切符のため、10時以降でなければ改札を通れず、しばらく駅構内で時間を潰しました。
大阪-彦根間は正規運賃だと片道1,940円かかりますが、今回購入した切符は、大阪-京都間の昼間特割切符と京都-彦根間の回数券の組み合わせで、計1,470円で済みました。


◆10:08大阪発~11:14草津着、11:20草津発~11:48彦根着
大阪から草津までは快速列車で移動し、草津から新快速に乗り継ぎました。車窓から見た草津駅や栗東駅、守山駅周辺の景色は、私が住んでいた頃とは様変わりしており、町の発展ぶりを感じました。
しばらくして列車は彦根に到着。東海道本線の新快速はやっぱり速いですね。
彦根駅で観光マップを入手し、駅前のメインストリートを10分ほど歩くと、彦根城に到着しました。
入口で入場券(周辺施設とのセット料金1,500円、城見学のみだと1,000円)を購入し、早速天守へ向かいました。
天守は、さすが国宝だけあって、立派な建物でした。最上階まで上ると、琵琶湖からの爽やかな風が出迎えてくれました。そしてそこから見た彦根の町並みと湖の風景、そして対岸の山々の美しさは格別でした。
琵琶湖の風景がこんなにきれいだとは、少年時代には思いもよりませんでした。

彦根城天守

彦根城天守からの眺め
本丸から少し離れたところにある西の丸櫓はさらに湖が近いため、本丸からとはまた違った美しい光景を楽しむことができました。
城内には桜の木がたくさんあったので、春はきっと美しい風景を望めるのだと思います。

彦根城西の丸櫓からの眺め1

彦根城西の丸からの眺め2
次に彦根城の堀を挟んで向かいにある玄宮園へ行きました。
玄宮園は美しい日本庭園で、そこから見上げた彦根城も趣があって、格別でした。木陰のベンチに座り、しばらく庭園を眺めることにしました。

玄宮園から望む彦根城

玄宮園
その次に特別展を観に行きました。現在放送中のNHK大河ドラマが井伊家の話なので、館内の至るところに直虎と直政の紹介がありました。
彦根城には結局2時間ほど滞在し、駅前の定食屋さんで遅めの昼食をいただき、宿泊地の福井を目指しました。


◆14:48彦根発~15:34近江塩津着、16:01近江塩津発~16:15敦賀着、16:45敦賀発~17:36福井着
彦根出立後、次の米原で東海道本線に別れを告げ、列車は北陸本線へ入りました。
近江塩津で湖西線経由でやってきた列車に乗り継ぎ、敦賀へ。敦賀で次の列車を30分待ち、そこから約50分で福井に到着しました。

彦根から福井までは乗り継ぎが悪く、思っていたより時間がかかりました。北陸本線はやはり特急サンダーバードが便利なようです。
福井には以前、仕事で何度か来たことがありましたが、観光するのは今回が初めてとなります。とりあえず駅前の観光案内所で丸岡城までの行き方を教えてもらい、宿泊先へ向かいました。
夕食は、ホテル近くのお蕎麦屋さんで、名物の越前そばをいただき、明日に備えることにしました。

今日は彦根城をゆっくり鑑賞できたことと、久しぶりに故郷の風景を観られて、満足のいく1日となりました。

2017年9月5日火曜日

彦根・福井の旅①

9月の最初の土日は仕事だったので、翌月曜日と火曜日は休暇をいただきました。
せっかくの平日の休みです。天気も良さそうだし、また旅に出ることにしました。
今回は2日間あるので、現存12天守の中で未踏の彦根城(滋賀県彦根市)と丸岡城(福井県坂井市)を観に行くことにしました。
少年期は滋賀県に住んでいたので、彦根にはクラブ活動の試合で何度か行ったことがありますが、彦根城の中に入るのは初めてのことです。
幸い彦根城、丸岡城とも平城なので、今回の旅はのんびりと楽しもうと思いました。
そして全行程で特急列車は使わず、一部区間のみ格安チケットを利用し、普通列車で移動することにしました。本当は青春18きっぷを使いたいところでしたが、JR窓口での販売期間は既に終了し、金券ショップでも品切れでしたので、断念しました。

◆日程:9月4日(月)~5日(火)
◆旅の目的・目標
①彦根城、丸岡城を見学する
②普通列車で琵琶湖を一周する

仕事の疲れも少し残っていたし、1日目の訪問先は彦根城のみなので、朝はゆっくりと出発することにしました。