2019年8月5日月曜日

2019年夏・青春18きっぷの旅⑥(総括)

清水、高崎(榛名湖)、新潟、沼田、鶴岡(羽黒山、月山)、酒田、仙台等を巡った今回の旅の総括です。

◆期間:2019年7月30日(火)~8月3日(土) 4泊5日

◆経路
・JR東海道本線(大阪→米原→大垣→豊橋→浜松→清水→富士→熱海→小田原→(東京))
・JR高崎線((東京)→(大宮)→高崎)
・群馬バス(高崎駅前→榛名神社、榛名湖→高崎駅前)
・JR上越線(高崎→沼田→水上→長岡)
・JR信越本線(長岡→新潟)
・JR白新線(新潟→新発田)
・JR羽越本線(新発田→鶴岡⇔酒田、鶴岡→余目)
・庄内交通バス(鶴岡駅前→羽黒随神門、羽黒山頂→鶴岡駅前、鶴岡駅前⇔月山8合目)
・JR陸羽西線(余目→新庄)
・JR奥羽本線(新庄→羽前千歳)
・JR仙山線(羽前千歳→仙台)
・JR東北本線(仙台→郡山→新白河→黒磯→宇都宮→(大宮・東京))
・JR東海道本線((東京)→熱海→浜松→豊橋→米原→大阪)

◆経費
・交通費   23,080円
・宿泊費   24,145円
・飲食費   25,612円
・入場料     500円
・その他    9,250円
 合計    82,587円

◆その他
・今回、群馬県を訪れたので、47都道府県すべての地を踏破しました!
・日本百名山の月山に登頂できました。前回の男体山に続いて2山目となりました。
・質素な旅にするはずが、酒田でお寿司を堪能するなど、贅沢な旅となってしまいました。

2019年8月4日日曜日

2019年夏・青春18きっぷの旅⑤(仙台~大阪)

2019年8月3日(土)
6時起床。仙台は晴れ。本旅最終日の今日は、仙台から大阪まで一気に帰阪します。所用時間は16時間半。1日の記録としては過去最長となります。

◆7:01仙台発〜9:30郡山着、9:54郡山発〜10:34新白河着、10:39新白河発〜11:02黒磯着、11:17黒磯発〜12:09宇都宮着、12:44宇都宮発〜16:11熱海着、16:17熱海発〜18:52浜松着、19:13浜松発〜19:46豊橋着、20:03豊橋発〜22:10米原着、22:14米原発〜23:37大阪着
ホテルから仙台駅までの道を間違えてしまい、危うく乗り遅れるところでした。出だしでいきなりつまづいてしまい、気持ちを引き締めました。
そろそろ前期の試験も終わった頃だからでしょうか。この日は、朝から青春18きっぷを使って旅をする学生をよく見かけました。最近は身なりや仕草で自分と同種の旅人を見抜けるようになりました。
宇都宮から熱海までは湘南新宿ラインとなります。3時間半の長丁場となるため、行きと同様にグリーン車を利用することにしました。
この機会にSuicaも保有しておこうと考え、宇都宮駅の券売機で購入しました。500円デポジットを含め計3000円分、チャージしました。グリーン券はホームのSuica専用機で買いました。
グリーン料金ですが、この日は土日祝日料金のため780円と、平日よりも安くなっていて、さらにお得でした。なお、グリーン券は車内でも購入できますが、その場合は数百円割高になるので、注意が必要です。
宇都宮が始発とあって、お目当ての座席を確保することができました。おかげ様で終始、快適に過ごすことができました。東京に近づくにつれて次第に混んできましたが、このグリーン車はやはり超おすすめです。今後も活用しようと思います。
熱海から浜松を経て豊橋へ。東海道本線の鬼門の一つ、静岡県をかけ抜けます。熱海から豊橋の新快速電車を走らせて欲しいところですが、いろいろと大人の事情があって難しいようです。
浜松駅で少し待ち時間があったので、本を買おうと書店を探しましたが、駅構内にはなく、断念しました。仕方なく晩酌用のお酒とつまみを調達しました。
豊橋を出立してしばらくすると、車窓から鮮やかな花火が見えてきました。今回、どの地方でもニアミスで花火大会とは縁がなかったのですが、最後の最後で見ることができました。
米原からは本旅最後の電車、新快速大阪行きに乗り換えました。すでにほろ酔い状態でしたが、無事にゴールの大阪駅に到着しました。関西が誇る新快速、やっぱり速いです。米原〜大阪間を1時間20分で走破してくれました。
仙台から大阪までの移動は、さすがに少し疲れましたが、乗り鉄を存分に満喫しました。
それにしても楽しい5日間でした。来週からの仕事を頑張れそうです。


2019年夏・青春18きっぷの旅④(鶴岡~月山~仙台)

2019年8月2日(金)
5時起床。鶴岡市内は晴れ。
今日は本旅メインの月山に登ります。

◆6:02鶴岡駅前〜8:15月山8合目着、16:00月山8合目発〜18:00鶴岡駅前着
昨日の羽黒山と同じく庄内交通バスを利用。終点の月山8合目へ向かうバスは、羽黒山頂からさらに1時間ほど進んだところとなります。
始発バスは既に満席で、地元客と登山客で半々くらいの割合でした。羽黒山頂で15分ほどトイレ休憩の時間があり、バスは再び動きました。月山8合目までのバスですが、てっきり羽黒山頂で乗り換えるものと思っていましたが、そのまま乗車していればよいとのことでした。
目的地に着き、バスを降りると、冷んやりしていて、街中の暑さとは別世界でした。
準備を整え、早速入山すると、やがて鳥の鳴き声が聞こえ、高原植物が美しく咲いていました。
8合目から山頂までは約2時間半の道程です。
道は整備されていて、歩きやすいと思いますが、所々に浮石があるので注意が必要です。
8月にも関わらず、随所に残雪が残っていました。
月山8合目バス停
9合目の山小屋

多彩な高原植物が咲き誇ります

2時間ほどで山頂付近の月山神社に着きましたが、雲が周囲を囲んでいて、残念でした。
入口で500円を納め、神主さんからお祓いを受け、神社の中へ入りました。
月山神社

そのまま元きた道を下れば、13時のバスに間に合ったと思いますが、名残り惜しくて、しばらく山頂付近で過ごすことにしました。
ちなみに山頂は月山神社ではなく、そこから少し手前のところにあります。私も最初は分からなくて、他の登山客の方が会話されているのを又聞きして、無事に登頂することができました。
月山山頂

月山山頂からの眺望

歩いていると半袖ででも大丈夫ですが、止まって休んでいると、強風に晒されるので、体温を奪われます。長袖のシャツに、さらに防雨製のウインドブレーカを着て、難を逃れました。真夏ですが、防寒、防雨対策は重要だと再認識しました。
2000メートル付近にも関わらず、カラスが飛んでいて、驚きました。どこにでもいるんですね。
結局、3時間ほど山頂付近にいましたが、部分的に晴れ間が見えるものの、総じて雲がかかった状態が続きました。
帰りのバスの時刻が迫ってきたので、13時前に8合目のバス停まで下山することにしました。
ほぼノンストップで駆け下りたので、15時前には8合目に戻ってくることができました。特に混雑していなければ、往復4時間で行けると思います。
鶴岡駅までのバスが16時発だったので、レストハウスでアイスコーヒーを飲みながら、一息つきました。
月山に8時間ほど滞在したことになりましたが、大自然の中に身を置き、リフレッシュできました。ただ、知らないうちに紫外線をたくさん浴びており、顔と首、両腕がヒリヒリしてきました。久しぶりの旅だったこともあり、紫外線対策と防虫対策をすっかり忘れていました。

◆19:07鶴岡発〜19:25余目着、19:29余目発〜20:16新庄着、20:52新庄発〜21:51羽前千歳着、21:53羽前千歳発〜23:04仙台着
この日の宿泊先、仙台まで移動です。余目から陸羽西線に乗り換え、新庄へ。昨年も利用した路線ですが、当時は台風被害の影響で、途中の清川から新庄までが代行バスによる振替輸送でした。現在は復旧しています。
電車に乗ってから、鶴岡駅で青春18きっぷの4回目のところに、ハンコを押してもらっていないことに気がつきました。余目駅での乗り換えの際に運転士さんに相談すると、新庄駅で押してもらったらいい、とのことだったので、その通りにしました。
羽前千歳で仙山線に乗り換えました。仙山線は初めて乗りました。夜だったので、景色はまったく分かりませんでしたが、奥羽山脈を横断している、ある意味で、いかつい路線です。
仙台着が23時過ぎ。明日も朝が早いので、早々に眠りにつきました。

2019年夏・青春18きっぷの旅③(新潟~鶴岡~羽黒山~酒田~鶴岡)

2019年8月1日(木)

新潟は晴れ。北信越・東北地方も梅雨明けしたらしく、早朝から30度にせまる厳しい暑さとなりました。

◆6:07新潟発〜6:45新発田着、6:47新発田発〜9:00鶴岡着
ガラガラを予想していましたが、大学生の集団がいたこともあり、それなりに乗客がいました。
新発田で酒田行きの羽越線に乗り換えましたが、先程の大学生集団も乗車し、まさかの満員。幸い座れましたが、車窓を楽しむ心境にはなりませんでした。学生達の会話を聞いていると、どうやら秋田へ向かうらしく、鶴岡まで同行するはめになりました。
関西弁が横行していたので、関西の大学らしく、どうやら青春18きっぷで旅を続けているようでした。
電車は村上で10分ほど停車。いつの間にか、車内は空いていて、前方の車両はガラガラになっていました。すかさず移動し、車窓を楽しめる座席へ移りました。日本海を眺められて、気分は上々でした。
ほどなく鶴岡駅に到着。この日に泊まるホテルに荷物を預け、羽黒山へ向かうバスを待ちました。鶴岡市内は猛烈な暑さで、立っているだけで、汗が吹きこぼれました。
鶴岡駅。晴天でしたが、暑かった・・・。

◆9:42鶴岡駅前発〜10:25羽黒随神門着
鶴岡駅から出羽三山神社の一つ、出羽神社までは庄内交通バスを利用しました。
当初は終点の羽黒山頂まで乗る予定でしたが、他の乗客が皆、途中の羽黒随神門で降りるので、慌てて調べると、五重の塔はここが最寄りとのこと。私もつられて下車することにしました。
後で分かったことですが、出羽神社は上りと下りがあり、上りの最寄りがこの羽黒随神門で、下りが羽黒山頂になるとのことでした。
羽黒随神門のバス停からすぐに入口が見えます



入り口からしばらくすると、樹齢1000年の天然杉・爺杉が見えてきました。
樹齢千年を超える爺杉
そこからさらに奥へ進むと、有名な五重の塔に着きました。
500円払えば、塔内が見学できるとあって、早速入ってみることにしました。
塔内の撮影は不可とのことで、詳しくはお伝えできませんが、建築技術の凄さを目の当たりにし、感動しました。五重の塔の内部を見ることなど、滅多にありませんし、しかも工事用階段を登り、上層から内部を見渡せたので、さらに感動しました。
五重塔。この日は上層部から内部を見学できました。
五重の塔から本殿までは、ひたすら階段を上ります。全2446段。結構なキツさです。
一心不乱に15分ほど登り続けると、茶屋が見えてきたので、一息つくことにしました。
名物の力餅と抹茶のセットをいただき、力が湧いてきました。
女将さんによると、山頂まではここが中間地点らしく、この先はそれほど急勾配ではないとのこと。一気にかけ登ることにしました。
ほどなくして、山頂に到着。本殿で参拝を済ませ、再びバスで鶴岡駅に戻ることにしました。
全2446段あります

中間地点の茶店からの眺め
いよいよ山頂です。

本殿1

本殿2

山頂にあるお店
◆11:55羽黒山頂〜12:45鶴岡駅前着、13:49鶴岡発〜14:21酒田着
本日のメインは羽黒山・出羽神社だったのですが、予想以上に早く見学できてしまいました。
まとまった時間ができたので、酒田まで行ってみることにしました。
次の電車まで1時間ほどあったので、鶴岡駅前のつるおか食文化市場で時間をつぶしました。館内には観光案内所やカフェレストランもあって快適でした。
酒田駅到着後、まずは山居(さんきょ)倉庫を見学することにしました。駅から20分ほど歩くと、たどり着きました。
黒塗りの木製倉庫が連なり、往時の繁栄ぶりが伺えました。現在も一部使用されているとのことです。
山居倉庫(表)

山居倉庫(裏)
次に山居倉庫から15分ほど歩き、酒田漁港を見に行くことにしました。
午後だったので、市場は終わっていましたが、隣接の商業施設を見物。地元で取れた天然の岩牡蠣に目がとまり、店内でいただくことにしました。甘みがあって、今まで食べた中で一番の旨さでした。


駅まで徒歩で戻る予定でしたが、ループバスの存在を知り、利用することにしました。かなり遠回りする路線でしたが、逆に酒田市内を優雅に見物でき、良かったと思います。
この日の夕食は、ネットで検索し気になっていた、酒田駅近くの、こい勢寿司さんにしました。満席の可能性もあるようだったので、念のために予約しておきました。
こい勢さんには17時に伺いました。真夏の平日だったためか、終始お客さんは私だけで、お陰様で歓待を受けました。
お寿司は本格的な江戸前寿司で、本当に美味しかったです。ビールに地酒二合、お寿司は大将お任せコースを3周したにも関わらず、料金は1万1千円。破格の値段だと思いました。
大将も親切な御人で、次回、鳥海山に登る時に必ず再訪すると約束して、店を出ました。

◆19:05酒田発〜19:40鶴岡着
幸せいっぱいのほろ酔い気分で、危うく乗り過ごすところでしたが、何とか鶴岡まで戻り、宿舎にたどり着けました。
今日は本当に幸せな1日でした。明日は本旅メインの月山登頂です。晴天を祈りつつ眠りにつきました。

2019年夏・青春18きっぷの旅②(高崎~榛名湖~沼田~新潟)

2019年7月31日(水)
6時起床。高崎市内は晴れ。でも、天気予報によると午後から山あいは豪雨の可能性あり、とのことでした。

◆7:25高崎駅前発〜8:40榛名神社
群馬バスでこの日の目的地、榛名(はるな)山へ向かいました。車内は最初は全員が座れるぐらいの状態でしたが、多くの方が途中の高崎経済大学前で下車されました。
榛名神社前で降り、バス停から5分ほど坂道を登ると、入り口に着きました。鳥居をくぐると、境内は高い木々に囲まれているためか、ひんやりしていて、暑さを忘れることができました。
観光客は、平日の早朝だったからか、少なかったと思います。特に外国人観光客が一人も見当たらなかったことは、久しぶりのように思います。
入り口から本殿までは15分ぐらいで着きました。途中、落石注意の標識があり、見上げると確かに危険を感じました。
榛名神社は6世紀に開かれた歴史ある神社で、大自然に囲まれ、荘厳な趣がありました。良縁の願いが叶うらしく、沢山の絵馬が掲げられていました。神社好きの方にはおすすめします。
榛名神社入口

高い木々に囲まれ涼しいです

三重の塔

本殿入口

本殿
◆9:00榛名神社発〜10:00榛名湖バス停着、10:40榛名湖ロープーウェー下発〜10:43富士山頂駅着、11:05榛名富士山頂駅発 〜11:08榛名湖ロープウェイ着
榛名神社から榛名湖まで50分ほどで歩けるとのことだったので、山道を進むことにしました。
軽いハイキングのつもりでしたが、昨夜の雨の影響で、泥濘みが多く、熊に注意の標識も随所に掲げてあって、普通の登山でした。結構、きつかったです。
榛名神社から榛名湖まで徒歩50分登ります


登山道は整備されていますが、ある程度のきつさがあります。

榛名湖と榛名富士
本当は榛名富士山頂まで登山する予定でしたが、雲行きがかなり怪しくなってきたので、榛名湖からはロープウェイを使うことにしました。


ロープーウェイ。2台連なって動きます
馬にも乗れます
山頂からの絶景を期待しましたが、ほとんど雲に覆われて、残念な結果になりました。
それでも榛名湖に映る榛名富士の姿は秀麗でのどかな時間を過ごすことができました。
山頂駅までロープーウェイで3分
榛名富士山頂から。残念ながら雲り空でした。
◆11:30榛名湖発〜13:00高崎駅前着、13:03高崎発~13:54沼田着
予定より、かなり早く高崎駅に戻ってこれたので、かつて真田家が統治していた沼田に行ってみることにしました。荷物は沼田駅前のコインロッカーに預けました。
駅から沼田城跡のある沼田公園までは、20分ほど歩くと着くのですが、道を間違えてしまい、30分ほどかかりました。沼田城は丘陵地に建てられたので、駅から登りっぱなしで、またもや汗が吹き出してしまいました。
敷地内には、天守などの建物は残っていませんが、石垣が一部残っていました。

真田信之、小松夫妻像

沼田城跡からの眺め
15時30分には沼田駅に戻ってこれたので、駅前の蕎麦屋さんで、遅めの昼食をいただきました。
蕎麦屋さんで一息ついて、店を出たら、激しい雨が降ってきました。やはり大気が不安定なようで、この時期は仕方がないのかもしれません。

◆16:18沼田発〜16:35水上着
群馬、新潟の県境を越える上越線(下り)は1日に6本しかなく、うまく乗り継がないと、水上で足止めをくいます。
この日も1時間以上、待ち時間があったので、水上駅周辺を散策してみましたが、駅前のお店はどこも閉まっていて、温泉宿を除けば取り立てて何もありませんでした。ただ、利根川の上流に位置するということで、地理の勉強にはなりました。

◆17:49水上発〜20:02長岡着、20:10長岡発〜21:27新潟着
途中の湯檜曽駅で観光客がどっと乗ってきたかと思えば、その先の越後湯沢駅でどっと降りていかれました。
湯檜曽駅は地上から階段を462段下らないといけない地下駅で観光名所になっているようです。
車窓からは、美しい田園風景が続き、米所新潟を実感しました。
長岡に着いた頃には、すっかり暗くなっていて、読書をしながら、この日の宿泊先・新潟へ向かいました。