2017年8月20日日曜日

中国地方の旅②(1日目:大阪~京都~福知山~城崎温泉~鳥取~米子)

初日、関西は晴天。6時半に家を出て、まずは旅の出発地点・JR大阪駅へ向かいました。

◆7:15大阪発~7:44京都着、7:59京都発~10:09福知山着、10:11福知山発~11:33城崎温泉着
以前、京都に住んでいたので、大阪―京都間は見慣れた景色でしたが、京都から山陰本線に乗ったことはなく、こちらの風景は新鮮でした。とくに途中で停車した保津峡駅は、駅が渓谷をまたぐ橋の上に立地していて、迫力がありました。
京都駅出発時点では、列車は8両編成でしたが、園部駅で4両編成となり、あわてて前4両に席を移しました。そこから4駅進むと、胡麻(ごま)駅があり、鉄道ファンが写真を撮っていました。
福知山駅では、次の城崎温泉までの列車が向かいのホームで待っており、すぐに発車しました。豊岡、城崎温泉、竹野には何度か訪れたことがありますが、列車で向かうのは初めてのことです。車を運転していると景色だけを楽しむわけにはいかないので、今回は車窓から円山川や但馬の風景を存分に楽しむことができました。
列車は定刻どおり城崎温泉に到着。次の列車まで少し時間があったので、城崎温泉駅で降りることにしました。駅前は、さすが湯の街・城崎だけあって、観光客で賑わっていました。


◆11:56城崎温泉発~14:16鳥取着
次の列車に乗り込み、城崎温泉駅で購入した名物のかにめし弁当を車内でいただきました。
しばらくして車窓から美しい日本海の風景が飛び込んできました。いよいよ本格的に山陰地方へ突入です。
鳥取までの走行距離はそれほど長くはないはずですが、途中の浜坂駅で28分間停車したため、約2時間半を要しました。前回の旅で、八幡浜で32分待ちを経験しているので、驚きも半減でしたが、それでも都会では考えられないことです。
鳥取駅に到着し、とりあえずこのままどこも観光しないのは味気ないと思い、鳥取砂丘に行くことにしました。
駅舎内の観光カウンターの女性に砂丘までの行き方を尋ねると、「0番ホームからバスに乗ってください」と、随分そっけない対応を受けました。鳥取県知事が積極的にメディアに出て、地元の観光PRに尽力されているのに、これでは水の泡です。少しがっかりしましたが、この女性も毎日「砂丘、砂丘」と観光客から聞かれて、うんざりしているのかもしれません。
駅から砂丘までは、バスで25分ほどかかりました。現地に着くと、すごい人だかりでしたが、それ以上に砂丘が広くて、驚きました。
天気にも恵まれて、砂丘の頂きから見た日本海の雄大な景色に、心が和みました。ただ、スニーカーの中が砂まみれになったので、裸足で歩くか、スリッパを求めるなどすればよかったと思いました。

鳥取砂丘

鳥取砂丘の頂から日本海を望む
鳥取駅までは再びバスで戻りましたが、この日は駅前でお祭りが開催される関係で、いつもとは違う路線を通るとのこと。しかも途中から渋滞に巻き込まれ、駅に到着したときには予定していた列車の時刻が過ぎていました。
仕方なく駅前で夕食をとっていると、お祭りのアナウンスが聞こえてきました。どうやら「鳥取しゃんしゃん祭り」という地元の伝統行事らしく、せっかくなので見物してみることにしました。
はじめに鳥取市長、続いて鳥取県知事があいさつをされ、次に鮮やかな傘を手にした踊り子たちによる、しゃんしゃん踊りが始まりました。偶然、遭遇したお祭りでしたが、とても新鮮で艶やかで、感動しました。
もう少し見たいところでしたが、列車の時刻が迫っていたので、後ろ髪を引かれる思いで、鳥取を後にしました。

鳥取しゃんしゃん祭り
◆19:09鳥取発~20:44米子着
鳥取を出発した時点ですでに日は沈んでいたため、日本海に沈む夕日を見られず残念でした。しかも都会と違って、土地の明かりは皆無に近く、車窓から見る景色は暗闇続き。車窓からの景色を楽しむという、列車の旅の基本から反れてしまったことは反省点となりましたが、しゃんしゃん祭りが見られたので、よしとすることにしました。
列車は21時前にこの日の宿泊地・米子に到着。夕食も済ませていたので、この日はホテルで旅の疲れをとることに専念しました。

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