2017年8月21日月曜日

中国地方の旅⑥(5日目:倉敷~備中高梁~岡山~大阪)

「2017夏 脱力の旅(中国地方編)」もいよいよ最終日を迎えました。さすが晴れの国・岡山。朝から晴天です。
5日目は前回、四国の旅で断念した備中松山城へ向かう日に当てようと、当初から決めていました。備中松山城は、松江城同様、現存天守12城の一つで、天守が現存する山城としては日本一高い場所(標高430M)にあります。訪問するには、それなりの準備と覚悟が必要です。
事前の調べでは、駅から登城口まで徒歩だと片道50分。登城口から天守まで歩くとさらに40分。計90分となります。往復3時間です。駅から乗り合いタクシーやバスも出ているとありましたが、いまいちよく分からなかったので、とりあえず現地へ向かうことにしました。


◆7:41倉敷発~8:16備中高梁着
倉敷から伯備線で備中松山城のある備中高梁へ向かいました。意外と言ったら怒られるかもしれませんが、備中高梁までは複線で、列車はあっさりと備中高梁駅に到着しました。しかも備中高梁駅は立派な駅舎を擁し、中には蔦屋書店とスターバックスが入居しており、さらに驚きました。

備中高梁駅内の図書館(蔦屋書店、スタバあり)
駅ではまず、コインロッカーに荷物を預け、周辺地図を入手しました。はじめは城まで歩いていくつもりでしたが、念のため駅下のバス案内所「高梁バスセンター」で、城までのバスがあるかを確認すると、市内ループバスが城の近くまで走っていることを教えてくれました。
ループバスのバス停「運動公園」から、ふいご峠(8合目)までの往復シャトルバスが出ているバス停「城見橋公園」(5合目)まで徒歩10分とのこと。急に気が楽になり、まずはループバスで運動公園まで向かうことにしました。
運動公園から眼前のトンネルを抜けて、山道を進んでいくと、しばらくして「城見橋公園」が見えてきました。シャトルバスは15分間隔で出ており、運賃は往復400円で、乗車券は城見橋公園の売店で販売しています。
シャトルバスに乗ってふいご峠に到着。ここから20分ほど登っていくと、天守のある山頂に到着しました。
眼下に広がる景色を見て、よくまあこんな高地に城を築いたものだと、改めて昔の人の偉業や創意工夫に感服しました。
晴天に恵まれ、のどかな景色も見られて、備中松山城は大満足の城でした。
この城は天空の城としても有名なので、雲海から天守が顔を出す姿を見に、いつかまた再訪したいと思います。

運動公園から塩見橋公園まで向かう途中の道

備中松山城(大河ドラマのオープニングにも使用された石垣)

備中松山城

備中松山城から城下を眺める
シャトルバスで再び城見橋公園まで戻り、そこから運動公園まで向かいました。
駅で入手した観光案内に、備中高梁は武家屋敷が並ぶ通りも見どころだと紹介されていたので、駅まで向かう途中でバスを降り、そこから駅まで散策してみることにしました。
高梁の街はどことなく情緒があって、昔の城下町の名残が随所に残されていて、個人的には好きなタイプの街でした。

武家屋敷が並ぶ通りから撮影
駅に戻り、蔦屋書店・スターバックスで休憩をとることにしました。正面に美しい山が望める3階の座席を確保し、そこでしばらくのんびりとした時間を過ごしました。大阪にもここよりも大きな蔦屋書店はありますが、常に混雑していて、個人的にはとても落ち着けるような空間ではありません。それに比べてここの空間は、ゆったりとくつろげて、地元の人が少しうらやましく思いました。
(夏休み中で地元の生徒・学生がたまたま少なかっただけかもしれませんが)


◆12:29備中高梁発~13:19岡山着
大満足のうちに備中高梁を後にし、もう1カ所ぐらい回ろうかと考えましたが、興ざめするのもいやだったので、このままのんびりと途中休憩を挟みながら大阪まで帰ることにしました。
いったん岡山で下車し、駅の商業施設で昼食をとりました。


◆14:12岡山発~15:16相生着、15:19相生発~15:39姫路着、16:11姫路発~17:13大阪着
岡山から関西方面への路線は、これまで何度か利用しているため、見慣れた景色が続きました。ただ、西明石を過ぎてから、新快速列車と普通列車が並走する光景を目にして、都会に戻ってきたことを実感しました。
列車は17時過ぎにゴール地点の大阪駅に到着。青春18きっぷを活用した第2弾の旅が終了しました。

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