2017年8月19日土曜日

四国一周の旅②(2日目:新居浜~松山~下灘~宇和島)

◆7:43新居浜発~9:53松山着
2日目は、まず(伊予)松山城を見学するため、松山へ向かいました。
松山城には過去何度か訪れていますが、松山駅で降りたのは初めてのことで、駅から市電に乗り換えて現地を目指しました。
天守までは、途中までロープーウェイでも行けます。昨日の丸亀城のことを思うと、随分と楽をできました。
天守からは松山の町並みを360度一望できます。美しい景色は何度見てもいいものだと、改めて感動しました。
伊予松山城
 
◆13:02松山発~13:38下灘着
松山で昼食を済ませ、今旅の最大の目的地・下灘駅へ向かいました。この駅は青春18きっぷのポスターにも採用された鉄道ファンなら周知の無人駅で、ホームから眺める周防灘は絶景と評されています。以前、下灘駅を訪れる人々の人間模様を取り上げたNHKの番組を観て以来、一度は訪れてみたいと思っていました。
当日は晴天に恵まれ、眼前に広がる青い海は確かに最高でした。次の列車が来るまでの1時間半、ずっと海を眺めていました。
駅には40人ほど先客がいて、みんな思い思いに写真を撮ったり、ワゴン車を改造して営業されている駅前のカフェでお茶したりと、のんびりとした時間を過ごされていました。
駅のベンチでアイスコーヒーを飲んでいると、遠くから音楽が聞こえ、だんだんとこちらに近づいてきました。正体は観光列車「伊予灘ものがたり」で、周りにいる人たちがみんな写真を撮る準備をしていたので、私も横に並んでシャッターを切りました。
列車は下灘駅に10分ほど停車。乗客も駅に降りて、記念撮影をされていました。この観光列車は食事付で、路線もいくつかあるようです。いつの日か乗ってみたいと思いました。
下灘駅

観光列車「伊予灘ものがたり」


◆15:21下灘発~18:14宇和島着
本当は下灘駅で夕日が沈む光景を見たいところでしたが、列車の本数が少ないため、今回は断念しました。駅にはまだ30人ほど観光客がいましたが、やってきた普通列車に乗ったのは私一人。どうやら大半の人が車で来ているようでした。
2日目の宿は宇和島に設定したものの、地図を見ていて、なぜこの距離で3時間もかかるのか不思議でしたが、途中の八幡浜で謎が判明しました。なんとこの駅で32分間の停車。乗客はもちろん、運転士さんも降りていかれました。
きちんと時刻表を見れば事前にわかることなのですが、何せ思いつき旅行のため、列車の時刻はすべてアプリ「駅すぱあと」頼み。出発時間と到着時間しか把握していない有様でした。
仕方なくいったん列車を降り、駅舎で時間をつぶしていると、しばらくして高校生の集団がやってきたので、慌てて車内へ戻りました。
列車は定刻どおり再出発し、一路宇和島へ。しばらく車窓からの眺めを楽しんでいると、向かいに座っていた女子高生がブラインドを閉めるではありませんか。
「確かに西日はまぶしいし、君たちにとってはありふれた日常の光景だろうけど、おじさんにとってはもう二度とみられないかもしれないんだよ。。。」
心で叫びながら、10分ほど我慢していましたが、我慢の限界でした。
5Mほど前方へ席を移動し、他のお客さんに迷惑がかからない範囲を確認した後、閉まっていた別の窓のブラインドを開け、車窓からの眺めを復活させました。
女子高生は、きまりが悪そうな面持ちでしたので、心の中で「ごめんなさいね」と謝っておきました。
そんなこんなで宿泊地の宇和島に到着。夕食に名物の鯛めしを堪能し、大満足の2日目を終えました。

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